3月15日、鹿島アントラーズのザーゴ監督が練習後のオンライン取材に応じた。13日の前節サンフレッチェ広島戦に引き分け、連勝とはならなかったが、またすぐに17日に次節アビスパ福岡戦を控える。今季初のアウェー戦に向けて、指揮官が思いを語った。

上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズのザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「我々は良いサッカーをしています」

 今季はここまで公式戦4試合を戦った鹿島。J1開幕戦は清水に逆転負けを喫し、続くルヴァンカップの鳥栖戦は快勝。その勢いのままにJ1第3節の湘南戦でも勝利し、直近ではJ1第4節広島戦に引き分けた。「計算外だったのは開幕戦のエスパルス戦の黒星。サンフレッチェは長い間、同じ監督の下でやってきて、面白い選手もいます。引き分けはやむを得ないかな」と、ザーゴ監督はここまでの戦いを振り返った。

 その4試合はいずれもカシマスタジアムで行なわれた。当初は3月6日に予定されていたアウェーでのJ1第2節G大阪戦が中止となったことで、開幕からホームゲームが続いた。17日のJ1第5節福岡戦は、今季初のアウェーゲームとなる。「非常に守備的なチームで、また体格的に強い選手がいます。守から攻へのカウンターの切り替えも非常に素早く、特に右サイドからの攻撃が目立つチームではないでしょうか」と、指揮官は次の対戦相手の印象を話す。J2からの昇格組の相手とはいえ、そのチーム力の高さを警戒する。

 それでも、「福岡に行って、チームとして勝ち点3を取る自信はある」とザーゴ監督。「我々は良いサッカーをしていますし、これを継続していくことが大切」と、チームの出来に手ごたえを感じているようだ。

「上位陣に引き離されないために、勝つことが非常に重要になってきます」(ザーゴ監督)。首位の川崎Fや2位の名古屋は開幕から勝利を重ねているだけに、優勝を狙う鹿島も着実に勝ち点3をつかみ取りたい一戦となるだろう。上位陣を追走するために、昨季はホームの「8勝」を上回る「10勝」を挙げたアウェー戦から連勝を狙っていきたいところだ。


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