3月13日、明治安田生命J1リーグは第4節が開催され、鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島とカシマスタジアムで対戦。前半に浅野雄也のゴールで先制を許すも、後半に荒木遼太郎の今季4点目が決まり、ホームの鹿島アントラーズが引き分けに持ち込んだ。

上写真=鹿島アントラーズの三竿健斗とサンフレッチェ広島の森島司がボールを奪い合う(写真◎J.LEAGUE)

■2021年3月13日 J1リーグ第4節(@カシマ/観衆6,829人)
鹿島 1-1 広島
得点:(鹿)荒木遼太郎
   (広)浅野雄也

・鹿島メンバー◎GK沖悠哉、DF小泉慶、犬飼智也、町田浩樹、杉岡大暉、MFファン・アラーノ(78分:永木亮太)、レオ・シルバ(71分:遠藤康)、三竿健斗、荒木遼太郎(71分:和泉竜司)、FW土居聖真(84分:染野唯月)、エヴェラウド

・広島メンバー◎GK大迫敬介、DF野上結貴(46分:佐々木翔)、今津佑太、荒木隼人、東俊希、MF森島司(86分:鮎川峻)、川辺駿、青山敏弘(75分:長沼洋一)、エゼキエウ(62分:茶島雄介)、FW浅野雄也(75分:柏好文)、ドウグラス・ヴィエイラ

ザーゴ監督「勝ち点2を失った」

 激しい雨の中でキックオフを迎えた一戦は、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。ホームの鹿島は積極的に広島陣内に攻め込むも、中央を固める相手に攻撃をはね返され、素早い速攻を受ける場面も。そんな中、均衡が破れたのは30分、ドウグラス・ヴィエイラのヘディングパスを受けた浅野雄也に左足で強烈なミドルシュートを決められ、広島に先制を許して前半を終えた。

 後半は立ち上がりから広島の速攻を受ける。55分には浅野に決定機を作られるが、GK沖悠哉の好守で2点目を許さない。すると69分に鹿島の攻撃陣が華麗なパスワークを披露。三竿健斗、荒木遼太郎、ファン・アラーノ、土居聖真、エヴェラウドとつながり、最後は再び荒木遼がボールを受けて右足でゴールネットを揺らした。VAR判定により正式にゴールが認められ、鹿島が同点に追いついた。

 スコアが振り出しに戻ってからは、鹿島も広島も勝利を目指して追加点を狙った。しかし、どちらのチームも決勝ゴールを挙げることはできず、タイムアップ。試合後、鹿島のザーゴ監督は「勝ち点2を失ったかなという思いでいます。ただ、自分たちがやるべきことをやり続けた結果、得点をすることができました」と引き分けの結果を振り返るとともに、「僕が指導し続けている、つなぐというところ、早いパス交換だったり、相手の嫌がるところに進入していくことをもっと突き詰めて、向上していこうと思います」と、さらなるレベルアップを見据えた。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


This article is a sponsored article by
''.