セレッソ大阪MF原川力が、連戦を戦いながら自身とチームの調子を上げていく考えを示した。開幕から2試合続けて先発出場しているが、現状には満足しておらず、新天地でのさらなる活躍を期している。

上写真=開幕から2試合連続でフル出場している原川。前日練習でFC東京戦に向けて調整した(写真◎CEREZO OSAKA)

ボランチで2試合連続フル出場

 C大阪は2月27日の明治安田生命J1リーグ開幕戦で柏レイソルに2-0で勝利したが、3月3日に前倒しで開催された第11節、川崎フロンターレ戦は2-3で敗れた。原川は古巣対決でもあった川崎F戦について「失点の時間帯が悪かった」とコメント。5分に先制した直後の7分に追い付かれ、2-1とリードして迎えた後半開始直後の47分に再び追い付かれたことが「試合を難しくした」と振り返っている。

 2試合ともボランチの一角でフル出場したものの、川崎F戦は「攻撃は何もできなかった印象。僕自身もあまりボールに触れなかった」という。「ボールに触ってナンボの選手ですし、もっとプレーに関わりながら、押し込む時間帯を作りたい」と語り、守備についても「ブロックを作ったところから押し返す守備、人に行く守備も必要だと思う。もっと僕のところでボールを奪い切れればよかった」と反省点を口にした。

 サガン鳥栖から完全移籍で加入し、新天地で定位置をつかんでいるが、「ボールに触る回数が、まだまだ少ない。いろいろな局面に顔を出し、ボールをつけてもらいながらプレーできたら、もっと自分の良さは出ると思う」と自己評価は厳しい。一方、今季は開幕直後から連戦となっており、実戦で出た課題を修正していく時間が限られていることについては「僕自身は連戦の方がリズムを作りやすくて好き。試合をどんどんやっていく方が、見えてくるものもある」と前向きに捉えた。

 FC東京戦は、川﨑F戦の反省を踏まえて「前後半の締め方や、試合の始め方を、より意識したい」とポイントを挙げた。「カウンターが得意で、前線の3人の特徴をフルに出してくるチーム」と特徴を語り、「リスク管理して、ボランチがバランスを取る場面も必要だと思う。全体を見ながら、うまく試合を運ぶことができれば」と自身のプレーと攻略法をイメージしていた。


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