2月11日、鹿島アントラーズは宮崎キャンプ9日目のトレーニングを行なった。午後練習の後、オンライン取材に応じたのは永戸勝也。前日の練習試合でゴールを挙げるなど、好調を維持する左サイドバックが新シーズンに向けた思いを語った。
上写真＝宮崎キャンプでのトレーニングを行なう永戸勝也（写真◎KASHIMA ANTLERS）
好調ぶりを実感。「このまま開幕してもやれる」
前日に行なわれた甲府との練習試合（3-1・35分×4本）で永戸勝也が結果を残した。1本目の34分、右サイドの遠藤康からのパスを左サイドで受け、胸トラップして左足を一振り。地を這うような弾道のボールがゴールに突き刺さった。
「昨年のシーズン中のような状態には戻ってきた。プレーのスピードや、考えるスピードは、このまま開幕してもやれるかなという感触があります」
背番号14は、宮崎キャンプでの仕上がりが順調であることを強調する。「鹿島の30周年を迎える年に、僕もチームの一員としていられる。タイトルを取ることが当たり前になるように、（シーズンの）最初からやっていけたら」と、タイトルへの思いも言葉にした。
昨季は開幕から左サイドバックの定位置をつかみながらも、「コロナ（感染）後はピッチに立てなかった」というように、終盤戦では出場機会を得られなかった。チームの戦いを見守る中で、「最後、セレッソに勝ち切れず終わったときに、僕自身は最初に取りこぼした部分が大きいかなと思った」と話す。だからこそ、同じ轍は踏めない。
「今シーズンはそれがないように、最初からどの試合も勝ち星を拾っていけるようにと準備しています。ここから約2週間、開幕戦に向けて良い状態をつくれたらと思っています」
加入2年目に頂点へと駆け上がるため、まずは2月27日の開幕戦（清水戦）へ向けてギアを上げていく。
