2月6日、宮崎キャンプ中の鹿島アントラーズは大分トリニータとのトレーニングマッチを実施した。45分×3本で行ない、1本目は1-1、2本目と3本目は0-0で、合計スコアは1-1の引き分けに終わった。新シーズン初得点を挙げた松村優太が自身の出来を振り返った。

上写真=宮崎キャンプで大分とのトレーニングを戦う松村優太(写真◎KASHIMA ANTLERS)

1ゴールに満足せず。「もっと取れるところもあった」

 鹿島の新シーズン初ゴールを挙げたのは松村優太だった。大分とのトレーニングマッチ(45分×3本)の1本目に先発し、22分に左サイドの永戸勝也からのクロスに右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。「相手陣地でボールを奪って、ショートカウンターみたいな形になり、良いタイミングで精度の高いクロスが来て、走り込んで決めました」とゴールシーンを振り返る。

 ルーキーイヤーの昨季はルヴァンカップで得点したものの、J1リーグでは無得点に終わっただけに、「今年1年は結果という部分を大事にしていきたい。まだキャンプは続きますが、まず1試合目で点を取れたことは次につながります」と自信を得た。その一方で、「確かに得点を取れたけれど、もっと取れるところもあったと思うので、そこは精度を高めていけたら」と課題も口にする。

 鹿島に加入した昨年は、優勝した全国高校サッカー選手権決勝の数日後にすぐさま宮崎キャンプに合流した。それから1年が経った今年は、オフには「久々に実家に帰ってゆっくりしていました」と英気を養い、チームメイトとともに始動日を迎えている。「昨年よりも余裕を持ってできている実感があります。それは昨年1年間やってきた自分自身の成長なのかなと思っています」と、充実した表情をのぞかせる。

 幸先良い2021シーズンのスタートを切ったアタッカーは、「得点、アシストという部分を、今年1年はもっとこだわっていきたい」と、プロ2年目の飛躍を誓った。


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