上写真=入稿制限が解除され次第、ブルーノ・ウヴィニは来日し、正式契約を結ぶ予定。写真はアル・ワクラ時代(写真◎Getty Images)
みなさんにお会いできる日が楽しみ
FC東京にブラジル代表経験を持つDFが加入することになった。ブルーノ・ウヴィニは名門サンパウロを皮切り、イングランドのトットナム、イタリアのナポリ、シエナなどに所属した経験を持つCB。クラブレベルで注目を浴びたのはコンスタントに出場機会を得たオランダのトゥエンテ時代だろう。
ブラジル国内で早くから才能を評価されていたものの、ヨーロッパで結果を出せない時期が続いたが、トゥエンテでCBとしての万能な才能を示した。その後は中東の強豪チームを渡り歩き、持ち前の統率力でチームの主軸を担ってきた。
「FC東京ファミリーのみなさん、ブルーノ・ウヴィニです。FC東京という素晴らしいクラブに加入でき大変うれしく、関係者のみなさまに感謝しています。日本は素晴らしい国と聞いており、日本でプレーすることを夢見ていましたので、今回の移籍はとてもうれしいです。今は新型コロナウイルス感染症の影響で入国できませんが、チームに合流したときに活躍できるよう、できる限りの準備をしています。チームメイトと力をあわせていい結果を出していきたいです。一日も早く、ファン・サポーターのみなさまとお会いできる日を楽しみにしています」
ウヴィニは2011年のUー20ワールドカップにブラジル代表のキャプテンとして出場し、優勝。翌2012年にA代表デビューを果たし、同年のロンドン五輪では銀メダルを獲得した実績も持つ。
新体制発表後の取材対応でFC東京の大金直樹社長はCBに関して交渉中の選手がいることを示唆していたが、今回、ブラジル代表経験があり、アジアでも実績を残してきたCBの獲得に成功した。うまくチームに馴染むことができれば、大きな戦力となりそうだ。
ブルーノ・ウヴィニ(Bruno Uvini)
■本名:Bruno Uvini Bortolanca
■ポジション:DF
■背番号:5
■生年月日:1991年6月3日
■出身:ブラジル
■身長/体重:186cm/84kg
■経歴:サンパウロFC(2010ー12)→トットナムホットスパー(イングランド/2012)→SSCナポリ(イタリア/2012)→シエナ(イタリア/2013)→サントスFC(ブラジル/2014)→FCトゥウェンテ(オランダ/2015-16)→アル・ナスル(サウジアラビア/2016-19)→アル・ワクラSC(カタール/2019-20)→アル・イテハド(サウジアラビア/2020)