上写真=岩田智輝がアカデミーからプレーした大分を巣立ち、横浜FMで戦うことに(写真◎Getty Images)
大分サポーターへ「大分最高です、大好きです!」
AFCチャンピオンズリーグでクラブ史上初のグループステージを突破したものの、ラウンド16で敗れた横浜F・マリノス。2021年のJ1優勝、そしてその先のアジア制覇へ向けて、強力な補強に成功した。大分トリニータから獲得したのが、DF岩田智輝。日本代表として2019年のコパ・アメリカでもプレーし、東京オリンピック代表候補でもある若き俊英だ。
大分のアカデミー出身の23歳は、今季もJ1で30試合にプレー。すべての試合でフル出場し、警告も一度だけと、フェアプレー賞(高円宮杯)を受賞したチームを象徴するような安定したプレーぶりを見せた。横浜FMにとってはクレバーでクリーンで、3バックの右、もしくは右サイドバックでプレーできるDFの加入で、守備陣の層がさらに厚くなった。
横浜FMのサポーターに、まずは自己紹介。
「大分トリニータから来ました岩田智輝です。 移籍は初めてで不安な気持ちとワクワクする気持ちがありますが、横浜F・マノリスのために、 常に全力で頑張りたいと思います! よろしくお願いします」
育ててくれた大分と、サポーターに向けては、心からの感謝を伝えている。
「このたび、横浜F・マリノスに移籍します。
小さい時からずっと大分で育ち、大分を離れるのは凄く寂しいです。
小さい時からトリニータを見て来ました。初めて小学生の時にトリニータのJ1での試合を観戦し、あのピッチでサッカーがしたいと思い、プロになりピッチに立った時は凄く嬉しかったです。トップチームに昇格できたのも、今までご指導して下さった指導者の方々のおかげです。ありがとうございました。
トリニータでの思い出はたくさんあります。J3優勝やJ1昇格、初のA代表など色々な経験をさせてもらいました。2種登録でJ2を戦ったシーズン、J3に落ちる瞬間のサポーターの皆さんの姿を見て、絶対に嬉し涙・笑顔・感動をこれからは増やしていこう!と思い、今まで戦ってきました。降格したJ3でもサポーターの方々は温かく熱い応援をずっとしてくれていました。そんなサポーター、スポンサー、応援して下さる方々のためにも絶対にJ1にトリニータを戻そうと思っていました。
常に変わらず応援して下さるサポーター、スポンサーの方々、そして社長、西山GМ、片野坂監督、コーチ、トレーナー、チームスタッフ、フロントスタッフ、J3から今までトリニータに在籍した全ての選手のおかげで、今のトリニータがあり、今の自分があると思っています。感謝しかありません。先輩方が優しく厳しく常に良い雰囲気を作ってくれた、トリニータの雰囲気が大好きです!!
最後に、トリニータから海外というのが僕の目標でした。しかし自分の力不足で叶える事ができなくて、ユースの目標になる事、大分のサッカー少年達に夢を与える事ができず悔しいです。それでも、これからもっと活躍してみんなの目標になれるよう頑張っていきたいと思います。
大分で過ごした日々は宝物です! トリニータ最高です、大分最高です、大好きです! ありがとうございました!!!!」