上写真=柏戦に向けたオンライン取材に応じたMF奥埜(写真◎スクリーンショット)
「勝ち点3を取り続ける」
上位争いを演じるC大阪において、今季のリーグ戦全試合に出場しているのは3人。守護神のキム・ジンヒョン、守備の要マテイ・ヨニッチ、そして奥埜である。
登録はMFだが、今季は主にFWとしてプレー。「攻撃的なポジションであれば、どこでもやれるのが特徴」と自負し、チーム3位の7得点をマークするなど求められる役割を忠実にこなしてきた。
チームは第28節・サンフレッチェ広島戦の後半からシステムを変更し、以降はボランチで出場する。「チームが勝てるように、良いプレーができるように考えるのが僕の役割」と語る奥埜。ロティーナ監督は「ナオ(藤田直之)とオク(奥埜)は素晴らしいプレーをしている」とボランチコンビを称賛し、柏戦でも先発出場が有力だ。
オルンガ、クリスティアーノ、江坂任ら強力アタッカー陣を擁する柏との対戦を前に、奥埜は「カウンターが鋭いチームなので、そこのリスク管理をしっかりやりたい」と守備に意識を傾けつつ、「攻撃の部分でも自分の良さを出していくために、スペースがあれば飛び出していきたい」と攻守両面での貢献を誓う。
今季の天皇杯出場権が与えられる2位のガンバ大阪とは勝ち点4差だが、C大阪は1試合消化が少なく「まだ全然チャンスはある」。今季で退任するロティーナ監督と有終の美を飾るため、奥埜は「チャンスを広げるためにも1試合1試合を大事に戦って、毎試合、勝ち点3を取ることが唯一自分たちにできること。良い準備をして、勝ち点3を取り続けていければ」と、ラスト3試合への意気込みを語った。