上写真=小池龍太は再開初戦で右膝を痛めたが、徐々にコンディションを上げている(写真◎Y.F.M)
「大きなものをこの大会にかけている」
小池龍太はカタールに渡って再開初戦の第3節上海上港戦で先発出場したが、右膝を痛めて53分で退いている。ただ、幸い、重傷ではないようだ。
「再開初戦で右膝を少しケガしてしまいましたが、以前から持っていた古傷といいますか、傷んでしまって。でも、いまはだいぶ良くなってきています」
「自分でも大きなものをこの大会にかけていて、離脱したのは悔しいですが、回復しつつあります。メディカルスタッフと話し合いながらいいコンディションを作ってくれているので、感謝しています」
次節に間に合うかどうかは確実ではないが、ラウンド16以降の活躍に期待が集まる。
このACLには柏レイソル時代にも出場していて、アジアの独特な空気感を再び味わっている。
「Jリーグでプレーしているときは、どちらかのチームの『流れ』が試合に関わってきて、僕たちが持っている時間が長ければ勝利に近づきますが、アジアではそれがあまり関係ないぐらい不思議な雰囲気というか、一発ですべてが変わってしまいます」
「変わらずそういう不思議な雰囲気というか、何が起こるか分からない雰囲気は予選のところでも感じられていて、トーナメントで一発勝負だと雰囲気の重さや現実的な状況はもっとはっきりすると思います」
だからこそ余計に、自分たちのスタイルを貫く姿勢が大事になってくる。
「まず一貫しているのが、ボス(アンジェ・ポステコグルー監督)のマリノスのサッカーがブレることがないところです。厳しい話、それができなければ試合には出られません。ボスの要求に対して全員が自分を表現しようとして、トレーニングで結果を残そうとしています。そうやって全員が取り組んでいるのが結束が強い理由ですね。この大きな大会でさらに予選突破することで自信がついてきて、自分たちの内容に結果がついてきた中でさらに雰囲気が良くなってきたのかなと思います」
厳しい戦いの中で一体感は最高の武器。トリコロールの結束力はどこにも負けない自負がある。