J1の横浜F・マリノスは2日、アンジェ・ポステコグルー監督との契約を更新し、来季も引き続きトップチームの指揮を執ることに合意したと発表した。
岡田武史氏に並ぶ長期体制
ポステコグルー監督は母国のオーストラリア代表監督を務めたのち、2018年に横浜FMの監督に就任。1年目は攻撃的スタイルの確立に苦しんだが、昨季はリーグ最多得点を記録して15年ぶりのJ1制覇を達成。今季出場しているACL(アジアチャンピオンズリーグ)では、クラブ初となるグループステージ突破を決めた。
続投が決定したポステコグルー監督は、2003年から06年まで監督を務めた岡田武史氏に並び、来季はクラブ最長タイとなる4季目を迎える。
横浜FMの黒澤良二社長はクラブを通じ、次のようにコメントした。
「2021シーズンもアンジェ・ポステコグルー監督とともに、魅力あるアッタキングフットボールを進化させられることを嬉しく思います。12月1日に、AFCチャンピオンズリーグ2020 グループステージの突破が決まりましたが、グループステージ残り1試合とノックアウトステージでもアタッキングフットボールを貫いて勝ち進んでほしいと思います。
2020シーズンのリーグ戦ではシーズン当初に掲げた目標に届きませんでしたが、例年とは異なる状況のなかで、多くの選手がポステコグルー監督の指導で成長している姿が見て取れました。
そして今回、クラブが過去突破できなかったACLのグループステージを突破した点などを総合的に評価して、2021シーズンも指揮を執っていただくことになりました。ポステコグルー監督の下、 横浜F・マリノスが体現している『サッカーを見る人がワクワクする』をさらに高め、 クラブとして成長していきます」