上写真=上海上港との2戦目を前に公式会見。自分たちのスタイルを貫くことを強調した(写真◎Y.F.M)
「アプローチは変わらず自分たちのサッカーをすること」
3日前に対戦したのと同じ相手とまたもや戦うというスケジュール。試合前日の公式会見に臨んだアンジェ・ポステコグルー監督も「不思議な気分」と話すが、最初の試合を天野純の90分のゴールでものにした自信を手に、連勝を狙う。
同じく会見に登場した實藤友紀は「お互いに手の内を知っているチーム同士ですが、それでも自分たちのサッカーをやることによって結果はついてくると思います。自分たちのサッカーに集中してやっていきたい」と平常心を強調した。
實藤はACLでは川崎フロンターレ時代の2014年、グループステージのウエスタン・シドニー戦に出場している。だから、これが2度目の挑戦だ。今回の再開初戦はベンチから戦況を見つめたが、いつでも戦う準備はできている。
「僕自身、2回目のACLですけれど、海外の大会に参加して試合ができるのは幸せなことですし、このマリノスというチームで必ずチャンピオンになりたいと思っています。そういう思いで1試合1試合戦っていくことが楽しみです」
ポステコグルー監督は「選手たちの疲れや体調を見ながらやっていこうと思っていて、メンバーも変えながらやっていくことも考えています」と話していて、初戦に出番のなかった實藤ももちろんピッチに立つチャンスはある。
戦い方についても「アプローチは変わらず自分たちのサッカーをすることです」とポステコグルー監督は繰り返し、實藤をはじめ選手たちももちろん同じ方向を向いている。
「まず全員でしっかりとコミュニケーションを取って試合に挑むことが大事ですし、本当にこの大会もそうですけどチーム全員でしっかり準備して戦っていきます。相手の攻撃能力は高いですけど、そこで負けないようにするためにはとにかく自分たちで声を掛け合って、一人だけじゃなくてサポートしながらコミュニケーションを取ってやっていきたいと思います」
DFの實藤としては、相手の強力な攻撃陣をチームとして跳ね返していく意識を改めて強めている。
「初戦と同じチームが相手ですが、特に変わりなくやっていきます。簡単なゲームになるとは思っていませんが、自分たちのサッカーをすることです。いい準備をすることでゲームをコントロールしながら、いい試合になることを望んでいます」
改めてそう強調するポステコグルー監督。アジアの地でもトリコロールスタイルを貫いていく。