11月14日に日産スタジアムで行なわれたJ1第27節で、来日初となるハットトリックを達成したFWジュニオール・サントス。今季途中からチームに加わった主砲は、今月下旬に再開するACL(アジア・チャンピオンズリーグ)でもゴール量産に期待が懸かる。
上写真=ハットトリックを達成し、3本指を立てて喜ぶジュニオール・サントス(写真◎J.LEAGUE)
■2020年11月14日 J1リーグ第27節(@日産ス:観衆18,148人)
横浜FM 6-2 浦和
得点:(横)ジュニオール・サントス3、前田大然、小池龍太、水沼宏太
(浦)OG、マルティノス
出場21試合で13ゴール
開始早々の2分、水沼宏太からのパスを受けて突破し、貴重な先制点を奪ったジュニオール・サントス。これで勢いに乗ったチームはその後もゴールを重ね、ホーム最終戦を6-2の大勝で飾った。ジュニオール・サントスは「ここ何試合かは先制点を決めてもその後に失点し、良い流れで試合を運べず負ける試合があったが、きょうは早い段階で先制点を決めて、追加点を決められたことが大きい」と勝因を語った。
後半アディショナルタイムの90+1分には自身3点目を奪い、来日後初のハットトリックを達成。「ハットトリックという形でチームの勝利に貢献できたことを素直にうれしく思う」と喜んだ。今年8月に柏レイソルからの期限付き移籍で加入し、出場21試合で13ゴールを記録。1試合平均1.61点というペースでゴールを量産している。
ACLの日程変更のため、この日がホーム最終戦となった横浜FM。試合後のセレモニーではポステコグルー監督と主将の喜田拓也がスピーチを行ない、ACLでもマリノスのサッカーを貫くことを約束した。エリキと並んでチーム最多スコアラーとなったジュニオール・サントスも「監督とキーボー(喜田)が言ったように、ACLを取りたいと思っている。マリノスらしいオフェンシブでアグレッシブなサッカーを見せていきたい」と、初のアジア制覇に向けて意気込みを語った。
取材◎多賀祐輔