セレッソ大阪のMF藤田直之が2日、練習後にオンライン取材に応じた。藤田は3日に行なわれるガンバ大阪とのダービーマッチへの意気込みを語るとともに、川崎フロンターレの中村憲剛の現役引退を惜しんだ。

上写真=今季リーグ戦で22試合に出場しているMF藤田(写真◎CEREZO OSAKA)

「自分もこういう年齢なので」

 3日に本拠地ヤンマースタジアム長居で「大阪ダービー」を戦うC大阪は現在4位。対するG大阪は2位で、両者の勝ち点は3差。また得失点はわずか1差と、上位で拮抗した状態でダービーマッチを迎える。

 2日のオンライン取材に応じた藤田は「ここで勝てば逆転できる。サポーターの皆さんもより気持ちを入れて応援してくれると思うので楽しみ」と語り、「現実的に1位はフロンターレが堅い。ほかのチームで2位を争っているのが現状だけど、ACL(出場権)もそうですし、2位になれば天皇杯で川崎にリベンジできるチャンスもある。3位と2位では全然違う」。上位進出に向けて気合いを入れた。

 なお今回のダービーはすでにチケットは1万6000枚以上が売れており、今季初の2万人に届く可能性もある。リーグ再開初戦となった敵地でのダービーは2-1で勝利したものの「去年のダービーを経験した後だとリモートマッチは寂しかった」と藤田。「まだ制限があるけど、サポーターの方たちはいまできるベストを尽くしてくれると思うので、それに応えられるようにしたい」と勝利を誓う。

 また、この日のオンライン取材では1日に現役引退を発表した川崎フロンターレの中村憲剛についても話題がおよんだ。同じく中盤でのゲームメークを得意とする藤田は「まだまだやれる選手。驚いたのが正直なところだけど、中村選手が決断した経緯などを聞いて、すごくかっこいいなと思った。僕もお手本にするところが多々あったし、そういう選手がいなくなるのは寂しいけど、自分もこういう年齢(33歳)なので、より1日1日を大切にしていかないといけないなと再確認させられた」と話した。


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