J1で11位のヴィッセル神戸を率いる三浦淳寛監督が27日、ベガルタ仙台戦(28日)の前日オンライン取材に応じ、5試合ぶりの勝利に向けて意気込みを語った。
上写真=27日の練習後にオンライン取材に応じた三浦監督(写真◎スクリーンショット)
「コロナ禍の影響はどのチームも変わらない」
監督に就任して約1カ月。初陣から3連勝を飾ったものの、その後は4戦未勝利と苦しい状況が続いている。21日に行なわれた鹿島アントラーズ戦に敗れて就任後初の2連敗。その試合後に守備の課題を口にした三浦監督は、インターバルの期間に「ディフェンスの基礎であるチャレンジ&カバーを含め、最終ラインのスライドと、背後に飛ばされたときのプレスバックに関して修正した」という。
攻守のアンバランスさは前体制から続く課題で、得点数(45ゴール)はリーグ4位である一方、47失点は清水エスパルスに次いでワースト2位。三浦監督は「勝敗を分ける失点というのは基礎的なことだったり、連係がうまくいかないことで失点につながるケースが多い。基礎を徹底的にトレーニングすることが改善できるのかと思っている」と話した。
また飯倉大樹、前川黛也、吉丸絢梓の3選手を起用しているGKの人選については「競争が生まれているのはポジティブに捉えている。起用に関しては最終的に私が判断するが、どの選手も非常に良い状態であるのは間違いない」と語った。
11月下旬から再開するACLの影響で、28日の仙台戦から始まる異例のアウェー4連戦。三浦監督は「移動も含めて難しい部分がある」としながら「今年はイレギュラーな年なので、コロナ禍の影響はどのチームも変わらない」とリーグ日程に理解を示した。