10月19日、鹿島アントラーズのザーゴ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節の北海道コンサドーレ札幌戦に敗れて連勝が止まった。ただ、次のヴィッセル神戸戦、サンフレッチェ広島戦と中2日での連戦が続く強行軍。指揮官はチームの団結を重要視する。

上写真=10月19日のトレーニング中のザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

白崎が負傷離脱「非常に残念」

 前節は北の大地で手痛い敗戦を喫した。シュート数でも対戦相手の札幌を下回り、完封負け。ホームで0-2と敗れた第3節のリベンジを果たすことはできなかった。

「敗戦したことによって苛立ちだったり、悔しさがあります。(選手に)気持ちを落ち着かせようと(試合後に)言葉をかけました。リーグ戦はまだ10試合あるので、いろいろなことが起こる可能性はある。次の試合(神戸戦)では勝ち点3を取り戻さなくてはいけません。非常に手強い相手ですが、その目的をしっかりとみんなで持って、上位陣に食らいつき、ACL出場枠を手にする。その考えに変わりはありません」

 前節で今季9敗目。ザーゴ監督は上位3位以内に与えられるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得が目標であることを強調するが、3位との勝ち点差は「6」から「8」へと広がった。

 さらに追い打ちをかけるように、前々節の鳥栖戦でゴールを挙げるなど活躍を見せた白崎凌兵がケガで戦線離脱。指揮官は「(白崎の)状態が上がってきたところでのケガなので非常に残念」と本音を吐露した。

 10月18日に札幌戦を戦い、21日には第33節神戸戦が前倒し開催となる。さらに、24日にもホームでの広島戦が待ち受ける。移動を伴う中2日の3連戦。「7日間で3試合を戦わなければいけない。非常にタフネスが求められる日程」とザーゴ監督は話す。そして、「選手とともにしっかりと乗り越えることができれば」と続ける。

「連戦となれば気持ちの部分が大きく左右されるところ。ここはみんなで乗り越えなくてはいけない。当然、疲労度とか、連戦ということが影響しないと言ったら嘘になりますが、選手たちはそれを克服しようとしています。その姿勢や気持ち、意志を僕は感じます」

 まずは神戸戦に勝利し、連敗阻止へ。ザーゴ監督は信頼する選手たちとともに、この難局を乗り切る。


This article is a sponsored article by
''.