18日に行なわれたJ1リーグ第23節でFC東京は敵地で横浜FCと対戦。後半開始から投入されたMF三田啓貴を中心に怒涛の攻撃を見せたが終了間際の失点に泣き、19連戦の最後を勝利で飾ることはできなかった。
上写真＝三田は後半開始から出場し、右サイドで存在感を示した（写真◎J.LEAGUE）
■2020年10月18日 J1リーグ第23節（@ニッパツ：観衆5,163人）
横浜FC 1-0 FC東京
得点：（横）草野侑己
「サッカーではよくあること」
シュート7本の相手に対し、FC東京は20本。特に後半は圧倒し、15本ものシュートを放ったが最後まで横浜FCゴールを割れず、88分の失点に沈んだ。
後半開始から投入され、右サイドハーフとして攻撃を活性化した三田は「あれだけ攻め込んでもチャンスを決め切らないと、一本で相手にいかれてしまうのはサッカーではよくあること。自分たちが先に得点を取らないといけなかった」と試合を振り返り、「運がなかった」と嘆いた。
「（後半アディショナルタイムの）ディエゴのシュートとか、入らないほうが難しいというか。たまたまと言ったら悪いですけど、カバーに入った選手に当たったり…本当に運がなかった」
入場制限が緩和されたことを受け、この日のニッパツ三ツ沢競技場にはアウェーのFC東京サポーターも駆けつけたが、勝利を届けられなかった。三田は「多くのサポーターが来てくれて力になったし、得点を決めてみんなのもとに行きたかった」と無念の表情を浮かべた。
11月下旬にACLが控えるため、8月15日のJ1第10節・名古屋グランパス戦から中3日ないしは中2日で19連戦を戦ってきたFC東京。三田は「タイトなスケジュールの中、チーム全員で頑張ってここまでやってこれたので、最後に勝って1週間を良い気分で休めたら良かったんですけど…」と気を落としながらも、「この悔しい気持ちを次にぶつけたい」と24日に行なわれる次節の横浜F・マリノス戦に向けて気持ちを切り替えた。
写真◎J.LEAGUE、Getty Images
