上写真=2試合連続のフル出場となった樋口(写真◎J.LEAGUE)
■2020年10月3日 J1リーグ第20節(@Eスタ:観衆3,765人)
広島 3-0 鳥栖
得点:(広)浅野雄也、東俊希、青山敏弘
(鳥)なし
前半はシュートゼロ
MF樋口雄太は試合後のオンライン会見冒頭で「相手の勢いにのまれてしまって、そのままゲームが終わったという印象」と語った。10月3日の明治安田生命J1リーグ第20節でサンフレッチェ広島と対戦したサガン鳥栖は、0-3の完封負け。攻守ともに良いところなく、見せ場を作れなかった。
第25節が日程を前倒しして行なわれたため、9月30日に横浜F・マリノスとアウェーで戦っている鳥栖は、中2日でのアウェー2連戦。前回の試合が9月27日で、中5日でホーム2連戦の広島とはコンディションの違いがあるにせよ、前半の立ち上がりから相手の厳しいプレッシャーにさらされ、なかなかボールを前進させることができなかった。
前半はシュートゼロ。0-2で迎えたハーフタイムの4人同時交代で、後半立ち上がりはリズムが良くなったが、56分に3点目を奪われて勝機が遠のいた。2試合連続フル出場となった樋口も「的確なポジションを取ってボールを保持し続けることが、自分たちの強み。それを今日はまったく出せなかったのが負けた要因」と振り返っている。
3連敗を喫した後、第19節ではFC東京に3-0で快勝。横浜FM戦も敵地で勝ち点1を得たが、この日は終始、苦戦を強いられた。次節からはガンバ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズを迎えるホーム3連戦。樋口は「どんどん次の試合が来る。今日のことはしっかり反省して、ホームで3連勝できるようにやっていきたい」と切り替えの重要性を強調した。
現地取材◎石倉利英 写真◎J.LEAGUE、Getty Images