北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(ミシャ)がベガルタ仙台戦を翌日に控え、オンラインで取材に応じた。現在、チームは3連敗中だが、仙台戦をこの苦しい状況を打破するきっかけにしたいと指揮官は話した。

上写真=ピッチサイドから選手に指示を送るミシャ監督(写真◎J.LEAGUE)

内容が結果に結びつかない似た者同士

 8月は2分け4敗、9月は1勝5敗。苦境が続いている。内容が結果に結びつかず、勝ち点を拾えない。仙台戦を翌日に控え、ペトロヴィッチ(ミシャ)監督が取材に応じた。

 8月26日から続いた10連戦を終えて、ようやく試合の間隔が1週間空いたが、「休みを取り、体を起こしたあとでできる練習は限られる。それでもチームにとって重要なことをトレーニングした。コンビネーションの合わせであったり、ボールの動かし方、動き出しのタイミング、いろんな自分たちにとって重要な部分を反復をしていくことが大切」と、確認作業に時間を費やしたという。

 その成果を示すことになるのが、10月最初のゲーム、3日の仙台戦だ。相手も札幌と同様に苦しい試合が続く。現在6連敗中。リーグ戦では8月8日以来、未勝利だ。

「仙台のここ最近の試合は見ていますが、非常に良い戦いをしている。前節のセレッソ大阪戦は素晴らしい内容のゲームをして、非常に気持ちのこもったアグレッシブな試合をしていたと思う。勝利に値するようなゲームをできているが、勝てていない。いまの仙台を見ると、われわれ似たような部分を感じる。その意味で、今節の戦いというのは、一つの勝利をもって、再び自分たちの自信を取り戻し、戦い方を確認したいという思いがぶつかる試合になる。互いに浮上のきっかけをつかみたいというゲームだろう。思いのぶつかる厳しい試合になると思っている」

 似た境遇にあるチーム同士の戦い。厳しい試合に臨むにあたり、指揮官は「自分たちのホームで負けられないという強い思い、連敗を脱したいという強い思いを持ち、チーム一丸となって戦う」とメンタル面の準備が重要になると強調した。つまり、積み上げてきたものをピッチで表現するためのベースが整っていなければならないということだ。

 8月、9月の苦闘を経て、10月を迎えた。今月予定されている6試合をどんな成績で終えることになるのか。まずは今日、ホームで戦う仙台戦に全力で臨む。


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