上写真=駒井は古巣浦和との初対戦に気合い十分だ(写真◎J.LEAGUE)
駒井にとって今日(13日)、ホームで対戦する浦和レッズは古巣だ。2018年に浦和時代の恩師、ペトロヴィッチ監督に誘われる形で期限付きで札幌に加わった。18年は立場が期限付きだったために、リーグ戦対戦時には出場無し。昨季はケガでリーグ戦の出場じたいが3試合と限られており、対戦はなかった。
それだけに今回の浦和戦は駒井にとって待ちに待った機会となる。
「知っている選手もいれば知らない選手もいますが、普通に出てくるのであれば、槙野(智章)くんが自分とマッチアップすると思う。札幌の中では一番僕が槙野くんの特徴や苦手部分知っているので、そこはやっぱり狙っていきたいなと思います」
かつての仲間との対戦に、心を躍らせた。
「槙野くんと敵として戦うのは初めてのこと。勝負強さは分かっています。プライベートの話をすれば、すごく家が近くて一緒に練習場に行ったりする仲でもあったので、楽しみです」
もちろん、チームが現在8戦未勝利で何より勝利が欲しい状況だ。駒井は古巣に勝って、チームに勢いをもたらしたいと考えている。前節のセレッソ大阪戦には帯同せず、体も頭の中もリフレッシュできたと話す。勝利への意欲も十分だ。
「本当に勝ち星からずっと遠ざかっているので、得点に絡むようなプレーを心掛けたいと思います。
少しのところがかみ合ってなくて得点が取れていなかったり、チャンスはあるんですけど、決め切れていなかったり。無得点が続いていますが、チャンスじたいはないわけではないので、あとはやり続けて仕留める力というか、全員が得点をモノにするという意欲が大事になってくると思う。明日の試合は前向きに、こぼれ球を狙ったりとか泥臭い得点も狙っていければ」
自身の仕事はゴールを生むこと。そのために、浦和の固い守備を破らなくてはならない。
「すごく組織的な守備をして、固いサッカーをするとは思うので、そこをこじ開けないといけない。古巣ということもあって、モチベーションも高く試合に臨めると思う」
重要になつのは「チームでうまくポジションを取ること」とポジショニングで優位に立った上で「個人の能力を発揮すること」とも話した。浦和のゴールを、そして8戦未勝利という長いトンネルの出口を、駒井がこじ開ける。