開幕4連敗という最悪のスタートを切った鹿島アントラーズだが、直近のリーグ戦2試合は逆転勝利を飾り、ようやく1ケタ順位となった。5日に敵地での名古屋グランパス戦を控えるなか、ザーゴ監督は「状況は好転してきている」と今季初の3連勝に自信を示した。

上写真=チーム状態の向上に自信を示すザーゴ監督(写真◎KASHIMAANTLERS)

次節のポイントは先制点

 8月の9連戦を2連勝で締めくくった鹿島。J1第13節の柏レイソル戦を終えてチームは2日間のオフを取り、ザーゴ監督は「8月は非常にタイトな日程でなかなか家族サービスができなかったので、子どもたちとずっと遊んでいました」とにこやかに語った。

 8月26日のFC東京戦、29日の柏戦はともに逆転勝利を飾り、その前に行なわれた23日のガンバ大阪戦もアディショナルタイムに同点に追いつくなど、鹿島らしい勝負強さを取り戻しつつある。指揮官は「ビハインドから毎回追いかけないといけない状態は好ましくないので、先制点を取ってもう少し余裕を持ってゲームをコントロールすることがベスト」と語りながらも、「勝ったことで選手たちの自信が違う。状況は好転してきている」と、ここからの逆襲に自信をにじませる。

 リーグ開幕から4連敗と大きく出遅れたが、今季2度目の連勝で勝ち点を18に伸ばし、順位も9位まで上がってきた。初の3連勝が懸かる次節の対戦相手は、勝ち点24で4位の名古屋。「勝てば(勝ち点)3差になるし、5位か6位くらいまで順位を上げることもできる」とザーゴ監督。2月のルヴァン杯初戦で黒星を喫した相手との再戦に向けて「グランパスはしっかり守ってからのカウンターが最大の強みであって、リスクマネジメントを徹底しないといけない」と警戒しつつ、「焦れずにしっかりとボールを回して、ゲームをコントロールすることを目指したい」。ここ数試合の反省点も踏まえ、「最初のチャンスをしっかり決めることが重要になる」と先制点が勝負のカギになると語った。


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