上写真=前節の柏戦で加入後初アシストを記録した永戸(写真◎KASHIMAANTLERS)
「一個で満足せず次の試合も」
終盤に2ゴールを奪い、劇的な逆転勝利を飾った前節の柏戦。89分のMF土居聖真の同点弾をお膳立てした永戸は「ペナルティーエリアの横のゾーンに入ったら仕掛けろと監督から口酸っぱく言われていたので、縦に行くことを選択してクロスを上げきれたことが良かった」と加入後初アシストを振り返った。
ベガルタ仙台でプレーしていた昨季はJ1トップの10アシストを記録。その実績を買われて今季より鹿島に加入し、開幕から左サイドバックのレギュラーの座をつかんだが、チームの不調も相まって結果がついてこなかった。「欲しかった一つ目のアシスト」をようやく記録した永戸は、「連戦の中でも(全体)練習が終わったあとにクロス練習をやってきたので、その成果かなと思う。その中で自分のキックのフィーリングとかタイミングが合ってきた」と手応えを語り、「一個で満足せず次の試合も、という気持ちで試合に臨めたい」と5日の名古屋戦で連続アシストを狙っている。
名古屋とは2月16日に行なわれたルヴァン杯初戦で対戦し、0-1で敗戦。永戸は「8月に入ってからの数試合は自分たちの思い通りに試合を進められている感覚があるので、前よりも名古屋を苦しめられるんじゃないかと思う。アウェーだけど、今年はまだ3連勝がないので勝ち点3を取って帰ってきたい」と意気込み、「コーナーキックも入りそうな匂いがしてきているので、次の試合で取れたら。直接フリーキックもいつでも蹴れる準備はしているので、蹴るときには集中して良いキックができるようにしたい」と初ゴールへの意欲も示した。