ヴィッセル神戸のMF安井拓也が1日、オンラインで報道陣の取材に応じた。急成長を遂げている21歳の司令塔は、2日に行なわれるルヴァン杯準々決勝の川崎フロンターレ戦に向けて「強気な姿勢で行くことが大事」と意気込みを語った。

上写真=オンライン取材に応じた安井は、川崎F戦に向けて「入り方をイメージしながら準備したい」と語った(写真◎VISSEL KOBE)

川崎F戦は切り札として途中出場か

 神戸U-18からトップチームに昇格し、今季でプロ4年目を迎える。昨季終盤から出場時間を伸ばし、今季はここまでリーグ戦で8試合に出場。直近の3試合は負傷のアンドレス・イニエスタに代わって先発し、司令塔として攻撃をリードしている。

 自身のプレーについて「中盤では落ち着いてボールを受けて、相手を見ながらプレーできている」と手応えを語りつつ、「アタッキングサードでは力んでしまったりするので、そこでいかにリラックス、力を抜けるかが大事。一本入れば変わるかなと思う」。今季はいまだノーゴール。目に見える結果を求めている。

 2日のルヴァン杯準々決勝で対戦する川崎Fとは、ちょうど1週間前の8月26日にリーグ戦で対戦し、結果は2-2のドローに終わった。68分までプレーした安井は「テンポの良いボール回しをされると身動きが取れない印象があった」と振り返り、再戦に向けて「チーム全体で連動して守備ができれば(ボールを)奪える。そこからのショートカウンターが明日は多くなると思うので、そういうのをイメージしながら試合に入りたい」と話した。

 現在リーグ戦で10位の神戸にとって、ルヴァン杯は現実的にタイトルを目指せる重要な大会だ。ACLに出場する関係で準々決勝からの参加となった神戸は、たった3勝すれば2年連続でタイトルが手に入る。一発勝負で行なわれる明日の試合の重みは、21歳の安井も理解している。

「去年天皇杯で優勝して、個人的にはそんなに試合に出られなくて悔しい思いもしたけど、その優勝の景色はとても良かった。それをもう一度味わうチャンスは今のところルヴァンカップが一番大きいと思うので、目の前の試合を全力で戦って、最後まで行きたい」

 明日の試合はイニエスタの復帰が予想されるが、安井は「最初から出るか、途中から入るかでやることは変わらない。どちらでも準備はできている」と語り、「自分が出たタイミングでどれだけ良いパフォーマンスができるか。強気な姿勢で行くことが大事」と意気込んだ。


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