上写真=オンラインで取材を受ける古橋(写真提供◎VISSEL KOBE)
試合に出たら結果を残したい
古橋亨梧は今月2日、J1第8節の北海道コンサドーレ札幌とのアウェーゲームで、開始早々に左足を痛め、11分にピッチを退いた。神戸はそのゲームは3-2でものにしたが、続くベガルタ仙台戦をホームで落とし、鹿島アントラーズとは2-2で引き分けた。
古橋は前節の柏レイソル戦でメンバーに入り、1点を追う79分に3枚同時交代の一画としてピッチに入った。その後も点を取り合い敗れたものの、久々の公式戦の空気を味わった。
古橋本人は明かさなかったものの、負傷は筋肉系のトラブルと想像され、完全復活にある程度、時間が必要と思われた。ただ、「感覚的にはすごく良かった」と復帰戦を振り返る。23日の浦和レッズ戦での起用についてはどうなるかわからないが、「体の感じはすごくいい」と明るい声で語った。
古橋の離脱とともに、チームは白星から遠ざかるようになった。外から見ていたチームの戦いぶりについては、「ゴールも取れていたし、チーム全体でつなげていたので、チームとしてはすごくいいプレーはできていたかなと思う」と印象を語る。「最後のところで失点してしまう試合が多いので、それをチーム全体で意思統一して一つになって最後の最後まで戦えたらなと思います」と、修正点を指摘した。
取材対応の間、古橋が繰り返したのは「チームが勝つために」という言葉。そこには、離脱していた間に感じたことも影響しているようだ。
「試合を見ながら、試合に出たら結果を残したいなと思ったし、使ってくれる監督にも、支えてくれるトレーナーの方にも感謝したい。今までチームメイトが支えてくれてゴールを決めてられていたので、今後は僕がチームを勝たせられるように戦えたらなと思います」
先発であれ交代出場であれ、ゴールへ向かって突き進む、いつもの姿を見せてくれそうだ。
取材◎杉山 孝