ちょうど半年前の2020年2月14日。「2020 Jリーグキックオフカンファレンス」が行われた日だ。その時は新型コロナウイルスがここまで猛威を振るうなんて誰が想像できただろうか。このコロナ禍にあって、今シーズンの明治安田生命Jリーグは日程変更や降格なし、観客制限などの措置を始め、異例づくしの変更を余儀なくされている。それでも今現在、J1・J2・J3全てのリーグ戦が全国各地で開催できている最大の要因を忘れてはならない。それは、前に出すぎることなく、愚直にJリーグを支え続ける“アンサング・ヒーロー(縁の下の力持ち)”の存在だ。

上写真=中断後、始めて観客を動員して開催された7月10日の明治安田生命J2リーグのファジアーノ岡山vs.ギラヴァンツ北九州のスタンドには「みんなで乗り越えよう」の横断幕が掲げられた(写真◎J.LEAGUE)

Jリーグを支えて6年
合言葉は「全員がサポーター」

これほどJリーグを献身的に支えるスポンサーがあるだろうか。2015年からJリーグのタイトルスポンサーにつき、今年で6シーズン目を迎える明治安田生命のことだ。

Jクラブのサポーターならご承知の通り、明治安田生命はタイトルパートナーとしてリーグを支えながら、同時に「全員がサポーター」を合言葉に、全国各支社を通じてJ1・J2・J3の全56クラブとも個別にスポンサー契約を結び(もっと言えば、Jクラブ以外にも14クラブ、計70クラブとスポンサー契約を結んでいる)、各クラブと連携しながら子供向けのサッカー教室や大人向けのフットサル大会、全年代に向けたウォーキングイベントなどを継続的に行い、草の根レベルで地道にJリーグ(各クラブ)と地域を結びつけてきた。

過去、それらの明治安田生命の取り組みを記事で取り上げたことがある。(参考:「純粋、堅実、穏やか。Jリーグ最大サポーターはいま何を思う。」

あれから3年も経つが、 明治安田生命の“愚直”と言ってもいいほどのJリーグへの献身的なサポートは、変わらないどころかさらに熱を帯びているのだ。

コロナ禍で異例続きの2020年に
異例の「特別協賛」支援を発表

2020年シーズンが新型コロナウイルス感染拡大の脅威を前に異例続きの措置が講じられているのは今さら語るまでもないだろう。J1・J2リーグは2月下旬に開幕にこぎ着けたが、直後に中断。その後、約1カ月に渡る全国での緊急事態宣言を経て、あらゆる可能性を探りながらついに6月末にJ3・J2が、7月上旬にJ1が再開の時を迎えた。再開後2週間は無観客試合を余儀なくされ、その後に入場制限などの条件付きながら観客動員に踏み切ったが、ここにきて連日、選手やクラブ関係者の感染ニュースが続いており、制限解除までにはまだ時間がかかりそうだ。応援に行きたくても行けず歯がゆい思いをしているサポーターは多いのではないか。

そうなるとクラブの入場料収入の落ち込みが気になる。加えて “新型コロナショック”による日本経済の落ち込みに伴う、リーグやクラブのスポンサー離れの声も出始めている。クラブ、ひいてはリーグの存亡の危機にあるといっても大げさではないだろう。

それにつけても、明治安田生命の存在感を感じずにはいられない。

Jリーグ中断期間中で、まだ東京都が緊急事態宣言下だった5月22日に発表されたニュースを覚えているだろうか。このコロナ禍を乗り越えるべく、明治安田生命は全国に広がるJクラブと連携して、地域の人々の「健康促進」と「地域活性」に貢献するプロジェクトに特別協賛契約を結んだのだ。もちろん、Jリーグのタイトルスポンサー契約と、全56クラブとの個別スポンサー契約は継続の上で、である。

この特別協賛契約を発表したJリーグ臨時合同実行委員会後のメディアブリーフィングの場で、Jリーグの村井満チェアマンはこう明かしている。

「(明治安田生命の)根岸秋男社長からは、新型コロナ感染拡大の初期から『村井さん、しっかり支えていくから頑張ってください』と伝えられていた。今朝も電話で『日本中をしっかり元気を伝えていく努力を一緒にやっていきましょう』『ファン・サポーター始めJリーグを支えてきてくれた方々にしっかり恩返しができるように頑張っていきましょう』とお話をいただいた」

「(明治安田生命は)タイトルパートナー、56クラブのスポンサーという、かけがえのないパートナー。それだけでも胸が詰まる思いなのに、さらに今回大きな金額を頂戴することになった」

画像: 明治安田生命から贈られた「Jリーグ頑張ってください」というメッセージ入りボードを手にするJリーグの村井満チェアマン

明治安田生命から贈られた「Jリーグ頑張ってください」というメッセージ入りボードを手にするJリーグの村井満チェアマン

この村井チェアマンの言葉を見ても、先行きの読めない今シーズンのJリーグにとって、この追加支援がどれだけありがたい契約だったかが分かる。このプロジェクトの詳細についてここでは語らないが、地域の健康促進に貢献するプロジェクトは「みんなの健活プロジェクト」サイトに、地域貢献に貢献する取り組みは「地元の元気プロジェクト」サイトに、その活動内容が掲載されているのでぜひ一度、目を通して見てほしい。

歯がゆい思いのサポーターのための
リモートを活用した応援アプリも

このように、未曾有のパニック下にあっても、最大サポーターとして献身的にJリーグ・Jクラブを支える明治安田生命だが、ここにきてさらに各クラブのサポーターへの支援も始めている。「明治安田生命Jリーグウォーキングアプリ」がそれだ。

その名から分かるように、このアプリには歩数計機能がついている。お気に入りのJクラブを登録すると、「通常モード」では月単位で同じクラブを選んだサポーターとの累計歩数が表示され、各クラブでこの累計歩数を競い合う仕組みだ。

また「バトルモード」ではクラブ対抗形式のウォーキングバトルができる。対戦するクラブは月1回で変わり、自クラブの参加メンバー数によるグレードと、メンバーがどれだけ基準歩数を達成できたかの割合で競い合うのだ。各バトルで上位成績を収めたクラブに勝点が与えられ、シーズン終了後にこの勝点が上位のクラブには、明治安田生命とJリーグが活動のサポートを行ってくれる。クラブがこのサポートを得られるかどうか、サポーターのウォーキングにかかっているというわけだ。

コロナ禍で外出自粛を余儀なくされ運動不足気味のサポーターや、スタジアムで応援したくても入場制限などにより応援できずに歯がゆい思いをしているサポーターにとっては、新型コロナの感染予防をしながら健康促進とクラブの応援を両立できる仕組み。まさに「ウイズ・コロナ」時代の新たなサポーター像を見つける、うってつけのツールと言えるだろう。

画像: 明治安田生命Jリーグウォーキングアプリの画面。バトルモードではクラブ同士でウォーキングでの勝点を競い合うことができる

明治安田生命Jリーグウォーキングアプリの画面。バトルモードではクラブ同士でウォーキングでの勝点を競い合うことができる

リーグも、クラブも、そしてサポーターにとっても出口の見えないこのコロナ禍。それにもかかわらず、いや、コロナ禍だからこそ、明治安田生命はJリーグをこれまで以上に支え続ける姿勢を打ち出している。そこからは “Jリーグ最大のサポーター”としての誇りすら感じるのだ。

暗いニュースばかりで気分も落ち込みがちな今日この頃。Jリーグを愚直に支える最大サポーターに感謝しつつ、スマホ片手にウォーキングに出かけてみてはいかがだろう。きっと、その小さな一歩が、愛するJリーグを縁の下から支える大きな力につながるはずだ。

でもその際には、くれぐれも熱中症対策と3密回避をお忘れなく――。


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