J1の北海道コンサドーレ札幌でプレーするMF金子拓郎が30日、練習後にオンラインで取材に応じた。前節の横浜F・マリノス戦でプロ初ゴールを決めた金子は、この日が23歳の誕生日。プロ1年目の若者が抱負を語った。

上写真=23歳の誕生日を迎えた東京五輪世代の金子(写真◎Getty Images)

五輪は目指すべき場所

 リーグ再開後は全試合で起用され、出場6試合目でプロ初ゴールを記録。「家族や友人から連絡が来て、おめでとうと言ってもらった。また点を取って、喜んでもらえるように頑張りたい」。2戦連続弾への期待がかかる次節ヴィッセル神戸戦に向けては「チームは非常に良い流れで来ているので、出場機会があったら自分の役割を全うして、勝利に貢献できるように頑張りたい」と話した。

 今季はすべて途中出場でピッチに入っている。意識しているのは「監督からの指示や、いま何を求められているのかを整理して、一番は結果を出すこと」。当然スタメン入りを目指しているおり、「この前みたいに点を取ることが大事だと思っているので、そこをもっと目指していきたいです」と意気込みを語る。

 主戦場であるシャドーは、チームでも屈指の激戦区。新型コロナウイルスの影響でブラジルに一時帰国していたFWアンデルソン・ロペスが今週からチームに復帰し、戦線離脱中の日本代表FW鈴木武蔵も復帰間近。「シャドーのポジション争いが厳しいというのは最初から分かっていたこと。自分の特長を出してアピールして、定位置をつかめるように頑張っていきたい」。ドリブルの切れ味と左足の精度には自信を持っている。

 出場時間こそ短いが鮮烈な印象を残しており、A代表と五輪代表を兼任する森保一監督が注目選手の一人として名前を挙げるほど。この日が23歳の誕生日だった金子は、「もちろんオリンピックは目指すべき場所だと思っていますが、そこに入るためにはまず札幌で出場機会を得て活躍しなきゃいけない。まずは目の前の1試合1試合に全力で取り組んで、出場時間をもっと増やせるように頑張りたい」と抱負を語った。


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