上写真=オンラインで報道陣の質問に答えたロティーナ監督(写真◎スクリーンショット)
「相手のことはコントロールできない」
セレッソ大阪は7月12日のJ1リーグ第4節で名古屋グランパスに0-2で敗れ、2月のルヴァンカップも含めて今季公式戦5試合目にして初黒星を喫した。だが18日の第5節ではサンフレッチェ広島に2-1で勝利。J1では2位に浮上し、依然として好調だ。
22日の第6節でホームに迎えるヴィッセル神戸は、スペイン国籍のロティーナ監督の同胞でもあるMFアンドレス・イニエスタや、日本で豊富な実績を誇るFWドウグラスなどのタレントを擁している。「彼らが素晴らしいメンバーをそろえているのは、誰でも知っていること。昨季は天皇杯で優勝したし、今季は富士ゼロックス・スーパーカップも制している」と評したロティーナ監督は、「ビジャとポドルスキが抜けたが、代わりに入ってきたドウグラスも素晴らしい選手。去年のベースにドウグラスが加わった、という印象」との考えを示した。
今節は前節から中3日で、神戸は第3節から第4節が中2日だった際、イニエスタやMFセルジ・サンペールをベンチ外とするターンオーバー起用を行なった。今節の神戸の起用法が気になるところだが、ロティーナ監督は「どんなメンバーで来るかは分からない。我々は自分たち自身のことを考えて決断するが、相手のことはコントロールできない。分かったときに対応していこうと思っている」とだけ語った。
イニエスタが出場するか、しないかの両方を想定しているのか、との問いには「イニエスタが出ても、出なくても、基本的にプランは変わらない」と明かした。一方で「いるか、いないかでは大きく違う」とイニエスタの存在の大きさを認め、「スペインのサッカー史で三本の指に入る選手。しかも、まだ素晴らしいコンディションでプレーしている。そういう選手がいるか、いないかで違う状況になるのは当然」とコメントしている。
ただ、最後にあらためて「我々がやるべきことは、基本的には変わらない」と指揮官は強調。就任2年目を迎え、現在のチーム状態に確かな自信を持っていることを感じさせた。