J1のセレッソ大阪は7日、舞洲グラウンドで非公開練習を行なった。オンラインで取材に応じたロティーナ監督は、開幕2連勝にも気を緩めない姿勢をあらためて示した。
上写真=清水戦への意気込みを語ったロティーナ監督(写真◎スクリーンショット)
開幕3連勝が懸かる清水戦
新型コロナウイルスの影響による中断期間は4カ月近くに及んだが、その間にたくわえた情熱をぶつけて、C大阪はG大阪とのダービーを2-1で制した。
長いブランクはあるものの、C大阪にとっては大分トリニータ相手の1-0の勝利に続く、開幕2連勝だ。だがロティーナ監督は、「確かにガンバ戦の選手のパフォーマンスは期待した以上のもので満足しているが、また次に難しい試合が来る。毎週1、2試合のテストがある。この前の試合のパフォーマンスは、次の試合に何の役にも立たないと思っている」と後ろは振り返らない。
8日は、今季未勝利の清水エスパルスをホームに迎える。指揮官はまだ相手の力を測るのは時期尚早としつつも、「監督が新しく来たチームは適応に苦しむものだし、まだ彼らのスケジュールを見ても、強い対戦相手と当たってきた。今の順位は、彼らの実力を表してはいない」と警戒を緩めない。
ロティーナ監督はこれまでも、過密日程を固定したメンバーで戦うことは不可能であると語ってきた。中3日で迎える清水戦についても、「(先発を)交代する可能性は高いと思う」と、選手の変更を示唆した。G大阪戦では、攻撃的なポジションを中心に4人の交代枠を使った。5枚のカードを切れる今季の特別ルールを「よりオプションを持って戦うことができる」と歓迎する。
清水戦では、どんな選手たちが、どんなプレーを見せてくれるのか。指揮官の采配に注目だ。