「第11回新型コロナウイルス対策連絡会議」が開催され、会議後にJリーグとNPBがオンラインで合同記者会見を実施した。東京で感染者数の増加が報じられる中、今週末から観客を招いてJリーグ、プロ野球の試合が行なわれるが、予定通り開催準備を進めることが確認された。
上写真=Jリーグでは7月10日のJ2岡山対北九州から有観客での開催となる(写真◎J.LEAGUE)
8月1日以降の開催も現時点では予定通り
東京で連日、3ケタの新型コロナウイルスの感染者が報告されている状況ながら、対策連絡会議では7月10日からの有観客での試合開催について、現時点では変更せずに実施することが確認された。
Jリーグの村井満チェアマンは「観客を招いての試合の開催については政府見解に基づいて判断している。大きな変更がない限り、それに沿って準備していく」と説明。7月10日の岡山対北九州の試合から、予定通りに収容人数5000人以下(または収容率50%以下の少ない方)の観客を入れて開催することになった。
専門家チームの三鴨広繁氏(愛知医大感染症科部長)は個人的な見解と断った上で、「今後10日間程度は今の状況が続くと予想している。8月1日からの収容率50%以下での開催については、今後の感染者数の推移を見つつ、7月20日前後に判断することになるのでは」と話した。8月1日以降は、有観客の第2フェーズとして、スタジアムの収容率50%以下の観客を招いて試合を開催する予定だが、開催の可否については、感染者数の推移を見ながら、あらためて判断するものと思われる。
なお、政府の専門家会議は「新型コロナウイルス感染症対策分科会」に形をあらため、第1回会合が本日7日に開催される予定。新たに政府見解が示された場合には、それに従って準備を進めることになる。