J1のヴィッセル神戸は25日、新型コロナウイルス感染症に感染し、兵庫県内の医療機関に入院していたDF酒井高徳が退院したことを発表した。酒井は3月30日にPCR検査で陽性判定が確認され、Jリーガーで1人目の感染者となっていた。
上写真=今季リーグ開幕戦に出場したDF酒井(写真◎J.LEAGUE)
村井チェアマンもコメント
酒井は3月25日に発熱し、翌26日に医療機関で急性上気道炎と診断されたが、27日に再び発熱。においを感じないなどの症状が出たため、28日に兵庫県内の病院でPCR検査を実施した結果、30日に新型コロナウイルスの陽性判定が確認された。
クラブによると、その後は兵庫県内の医療機関で療養を続け、2回のPCR検査で陰性判定となったため本日退院したという。
クラブは公式ツイッターでも酒井の退院を報告するとともに、選手や関係者らの動画メッセージを投稿し、チームメイトのアンドレス・イニエスタは「おかえり高徳。退院おめでとう。また近く会えることを楽しみにしているよ」と祝福。Jリーグの村井満チェアマンは「高徳は大変、不安な日々を過ごしたことでしょう。でも、こうやって元気に復活してくれたことでサッカー関係者のみんながホッとしています。そして大きな希望を受け取っています」とコメントした。
ほかには神戸のトルステン・フィンク監督、新潟ユース時代の監督の片渕浩一郎氏(現・鳥栖ヘッドコーチ)、ルーカス・ポドルスキ(アンタルヤスポル)、原口元気(ハノーファー)、香川真司(サラゴサ)、山口蛍(神戸)がメッセージを寄せている。