2月7日、東京都内でFUJI XEROX SUPER CUP 2020(横浜FM対神戸)の前日会見が開かれ、ヴィッセル神戸を代表してDF酒井高徳が出席した。会見では今季から本格導入されるVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)についても質問が飛んだ。

上写真=ゼロックス杯の前日会見に出席したDF酒井高徳(写真◎J.LEAGUE)

「プレーを止めないことが大事」

 今季最初のタイトルを懸けたゼロックス杯を前に、酒井は「去年、年間を通して見せたマリノスの実力は素晴らしいものがある。僕らはチャレンジャーの気持ちでぶつかっていきたい」と意気込みを語った。元日まで天皇杯を戦った影響で今季は1月22日からの始動となったが、「準備期間は短かったけど個々のオフの過ごし方が良かったので、大きなケガ人もなくキャンプを終えることができた。モチベーションは高く保てている」と充実した表情を見せた。

 酒井が加わった昨季途中からチーム状態が上向き、最後はクラブ初タイトルも獲得したが、「天皇杯は終わったこと」と慢心はない。「昨シーズン、リーグ戦は8位だったことを真摯に受け止めているし、逆に言えば、まだ上に行ける可能性が高いということなので、昨シーズンあったことは忘れて、チームとしてどれだけ成長できるか。天皇杯で優勝したことがまぐれではないと証明するためにも、リーグでの結果が必要になる」。今季はACLも含めて5冠の可能性があり、勢いをつけるためにも明日のゼロックス杯は落とせない一戦だ。

 また、明日のゼロックス杯を皮切りに今季から本格導入されるVARについて、「個人的にはドイツで経験しているので、難しさ、歯がゆさも感じるけど、真実があるというところではフェアだと思う。プレーを止めないことが一番大事。自分は経験しているので伝えていきたい」と、自らの経験をチームに還元していく姿勢を見せた。

取材◎多賀祐輔


This article is a sponsored article by
''.