上写真=テゲバジャーロ宮崎とのトレーニングマッチではボランチでプレーした喜田(写真◎サッカーマガジン)
■2020年1月23日 宮崎キャンプ・トレーニングマッチ(宮崎市国際海浜エントランスプラザ)
C大阪 6-0 テゲバジャーロ宮崎
得点者:(C)柿谷曜一朗2、高木俊幸2、ブルーノ・メンデス、木本恭生
「同期の歩夢と切磋琢磨していく」
宮崎キャンプ4日目となる1月23日、C大阪はテゲバジャーロ宮崎(JFL)とのトレーニングマッチに臨んだ。期限付き移籍していた福岡(J2)から復帰した喜田陽は、後半にダブルボランチの一角を担った。
藤田直之とともに中盤を支配。攻守にバランスを取りつつ、機を見て鋭い縦パスを出す場面も見せた。生え抜きのMFが、桜色の一員としてピッチに帰ってきた。
「手応えと言うか、楽しかった。みんなと一緒にプレーできて良かったです。立ち位置とか、パススピードとか、少しは成長できたかなと思います。もっとゲームをコントロールできたら、より落ち着いた展開になっていたと思うので、そういうところを1試合ずつ、一日ずつ、改善していきたいです」
育成年代では小学生の時からC大阪一筋。高校3年時の2018年夏にプロ契約を締結した。各年代の日本代表にも選ばれ、2017年のU-17ワールドカップに出場。ただ、当時は主戦場のボランチではなく、主にサイドバックでのプレーとなった。
昨年はU-20ワールドカップを戦うメンバーに選出されたが、フィールドプレーヤーで唯一出場することはできず。福岡でもJ2リーグ出場はわずか10試合にとどまった。それだけに、復帰したC大阪での今季に懸ける思いは強い。
「与えられたポジションでプレーできればとは思っていますが、ボランチで勝負できたら一番いい。勝負したい。(瀬古)歩夢と同期なんですけれど、二人で切磋琢磨して、上を目指していきたい。まずはJ1に出場できるように頑張っていきたいです」
桜色の30番を背負う世代屈指のゲームメーカーが、その真価が問われるシーズンに臨む。