上写真=精力的に練習メニューに取り組んだ森島(写真◎石倉利英)
「ポジションを取らなければいけない」
年明けにAFC U-23選手権に参加し、早期敗退を経てサンフレッチェ広島の練習に合流した森島司は、軽快な動きで約2時間の練習メニューをこなした。1月13日から23日までの鹿児島県指宿市での1次キャンプ終了後、2日間のオフを挟んで今日26日に再始動して、30日から2月9日までは宮崎県宮崎市での2次キャンプに臨む。「ここから練習試合も入ってくるので、しっかりコンディションを上げて、ケガをしないように頑張りたい」と、次なる戦いに目を向けた。
昨季は、開幕当初は出場機会に恵まれなかったが、AFCチャンピオンズリーグでの活躍でチャンスをつかむと、その後は3-4-2-1の2シャドーの一角で主力に定着。リーグ戦は24試合出場3得点と、プロ4年目にしてブレイクを果たした。これを受けてオフに背番号が10に変更。プロ2年目までは29番を、18年から2年間は、前任のMFミキッチに譲ってもらった14番をつけていたが、強化部から期待を込めて10番を託された。
ナンバー10は重圧の要素ともなり得るが、「サッカー選手として10番を背負うのは光栄なこと。しっかりやりたい」ときっぱり。一方で開幕前の状況とは昨季と異なり、ポジションを死守しなければならない立場となった。これには「広島は良い選手ばかりだし、みんなフレッシュでケガ人もいない。去年は(リーグ戦で連敗していた)チーム状況もあって試合に出させてもらったので、このゼロからスタートのときに頑張って、ポジションを取らなければいけない」と、開幕に向けて自身の力を証明していく決意を語った。
文◎石倉利英 写真◎石倉利英