日本サッカーの年末年始を彩る伝統のビッグイベント、第103回全国高校サッカー選手権大会の都道府県予選(都道府県大会)が各地で進行中だ。10月20日には広島県予選のラウンド16(決勝トーナメント1回戦)が行なわれ、瀬戸内高、広島翔洋高などがベスト8進出を決めている。

上写真=瀬戸内高は山陽高を2-0で下してベスト8へ。先制点を決めたDF白水陽が両手で『M』の字を作るゴールパフォーマンス(写真◎石倉利英)

決勝はエディオンピースウイング広島で

 広島県予選の決勝トーナメントは、1次トーナメントを勝ち抜いた12チームにシードの4チームを加えた計16チームによる争い。Balcom BMW 広島総合グランドでの第1試合では、今年の全国高校総体(インターハイ)に出場している瀬戸内高が山陽高と対戦した。

 風上に立って序盤から押し気味に進めた瀬戸内高は8分(40分ハーフ)、CKからDF白水陽が右足で決めて先制。12分にはCKを短くつないでからのセンタリングをFW上岡士恩がヘッドで決めてリードを広げた。後半は山陽高が風上に立って何度かチャンスを作ったものの、最後まで守備が崩れなかった瀬戸内高が2-0で勝利を収めた。

 広島翔洋高と広島国泰寺高が対戦した第2試合は、23分にCKからFW丸本空秀が鮮やかなヘディングシュートを決めて均衡を破る。後半、広島国泰寺高は押し気味に進めるも得点を奪えず、逆に広島翔洋高はMF河津陽斗が追加点を挙げて2-0でベスト8進出を決めた。

 このほかは昨年度出場校の広島国際学院高に加え、広島新庄高、沼田高、如水館高、銀河学院高、広島皆実高が勝ち上がった。準々決勝は10月27日、準決勝は11月3日で、決勝は11月10日、今年からサンフレッチェ広島がホームスタジアムとして使用しているエディオンピースウイング広島で行なわれる。

取材・写真◎石倉利英


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