年末年始の日本サッカー界の風物詩となっている、第102回全国高校サッカー選手権大会の都道府県予選(都道府県大会)が各地で進んでいる。すでに代表校が決まった県もある中、10月28日には島根県予選2回戦が行なわれ、準々決勝に進む8チームが決まった。
上写真=開星高(白)は出雲高(エンジ)に4-1で快勝した(写真◎石倉利英)
準々決勝は11月3日
10月20日の1回戦に続いて松江地区の各会場で行なわれた2回戦には、これが初戦となるシードの4校が登場。2年連続20回目の出場を狙う第1シードの立正大淞南高は、1回戦で松江高専を下した松江東高と対戦した。立ち上がりにCKのチャンスから先制した立正大淞南が、その後もたたみかけて前半で4-0の大量リード。後半に2点を追加し、6-0で勝って勝ち上がった。
今年の全国高校総体(インターハイ)予選で決勝まで勝ち上がった第2シードの出雲高は、開星高と対戦した。序盤に開星がPKで先制すると、さらに2点を追加して前半で3-0とリード。出雲も後半にPKで1点を返し、さらに追加点を目指したが、開星高が4点目を奪って突き放し、4-1で勝って準々決勝進出を決めている。
明誠高と松江北高の対戦は、前半に明誠が先制し、その後も押し気味に進めたものの、追加点を奪えず。粘った松江北が試合終盤に同点ゴールを決め、1-1で延長に突入した。10分ハーフの前半はスコアが動かなかったが、後半に明誠が勝ち越すと、さらに2点を追加し、4-1で勝利を収めた。
このほか大社高、松江農林高、松江南高、石見智翠館高、益田東高も勝ち上がった。準々決勝は立正大淞南-明誠、大社-松江農林、松江南-石見智翠館、益田東-開星の顔合わせで、11月3日に益田市の島根県立サッカー場と益田運動公園陸上競技場で行なわれる。
取材・写真◎石倉利英