第101回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝、青森山田(青森)対神村学園(鹿児島)が1月4日に等々力陸上競技場で行なわれた。青森山田が前半に先制、後半には追加点のチャンスもあったが、しのいだ神村学園が後半の連続ゴールで逆転。反撃を封じ、青森山田の連覇を阻んで16年ぶりのベスト4進出を果たした。
上写真=神村学園(赤)が前回優勝の青森山田に逆転勝ち(写真◎近藤俊哉)
■2023年1月4日 全国高校サッカー選手権準々決勝(@川崎・等々力)
青森山田 1-2 神村学園
得点者:(青)中山竜之介
(神)西丸道人、福田師王
神村学園の福田が逆転ゴール
立ち上がりからセットプレーでゴールに迫る青森山田に対し、神村学園もしっかり対応してチャンスを作り出していたが、34分に青森山田が先制。FW小湊絆が敵陣でボールを奪って右サイドを突破、折り返しをMF中山竜之介が蹴り込んだ。だが神村学園は後半のピンチをしのぐと、56分にFW西丸道人がドリブルシュートを決めて同点。さらに60分、西丸のシュートのこぼれ球をFW福田師王が押し込んで逆転した。青森山田も懸命の反撃を試みたが、神村学園は最後まで粘って守り、青森山田の連覇を阻むとともに、16年ぶりのベスト4進出を果たした。