第101回全国高校サッカー選手権が29日、1回戦が各地で行われた。ゼットエーオリプリスタジアムでは聖和学園(宮城)と大分(大分)が激突。聖和学園が二つのFKをゴールにつなげて大分を下し、2回戦に駒を進めた。
上写真=左足の正確なキックで2アシストを記録した雫駿介(写真◎川口洋邦)
■2022年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@千葉・ゼットエ)
聖和学園 2-0 大分
得点者:(聖)桃原泰河、榁木良雅
セットプレーで違いを見せる
試合は後半に動いた。48分、聖和学園が先制ゴールを手にする。敵陣左サイドで得たFKの場面。雫駿介が左足で送ったボールをゴール前で待っていた桃原泰河がDFを押さえながら頭でとらえた。先制に成功した聖和学園は、その4分後にもセットプレーからネットを揺らす。
右サイドで得たFKで、再び雫がキッカーを務めると、ゴールに向かっていくインスイングの鋭いボールに榁木良雅が反応。体を投げ出すように飛び込み、頭でコースを変えて2点差とするゴールを決めた。2アシストの雫は試合終了間際にクロスバー直撃の左足ミドルを放つなど、最後まで存在感を発揮した。試合はそのまま2-0で終了。聖和学園が大分を下した。