第104回全国高校サッカー選手権大会の2回戦、高川学園(山口)対帝京長岡(新潟)が12月31日に埼玉・NACK5スタジアム大宮で行なわれた。前半に高川学園が2ゴールをあげてリードをするとも、後半のアディショナルタイムに帝京長岡が2ゴールをスコアして追いつき、PK戦を制して3回戦進出を決めた。

上写真=後半のATに追いつき、GK仲七璃の活躍もあってPK戦を制した帝京長岡が3回戦に進出した。ガッツポーズするのは(写真◎高野徹)

■2025年12月31日 全国高校サッカー選手権2回戦(@NACK5)
高川学園 2‐2(3PK4) 帝京長岡
得点:(高)庄司志絆、沖藤亜月
   (帝)水澤那月、児山雅稀

絶体絶命の状況から2分間で2得点

 劇的な展開だった。前半は30分に庄司志絆、40+1分に沖藤亜月がネットを揺らした高川学園の時間だった。後半も終盤までその2点のリードを守ってみせたが、5分と表示されたアディショナルタイムに劇的な展開が待っていた。

 80+1分、左CKの場面で水澤那月が飛び込み、ヘディングを叩き込んで帝京長岡が1点を返すと、その1分後には敵陣右サイドで得たスローインの流れから和食陽向がミドルシュートを放ち、こぼれたところに児山雅稀が詰めて同点に追いついたのだ。

 2−2で突入したPK戦では、帝京長岡のGK仲七璃、高川学園のGK髙城柊哉が1本ずつを止めて迎えた5人目。先行の帝京長岡、中澤昊介が決めたのに対し、後攻の高川学園、原田翔光のキックは仲にコースを読まれ、ストップされた。

 PK戦を4−3で制した帝京長岡が、絶体絶命の状況から劇的な勝利をものにし、3回戦進出を決めた。

高川学園&帝京長岡メンバーリスト


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