第104回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が12月29日に行なわれ、帝京長岡(新潟)と大社(島根)が対戦した。双方にチャンスがあった前半終了間際に先制した帝京長岡が、後半に4得点を追加する鮮やかなゴールラッシュ。大社を圧倒して2回戦に駒を進めた。
上写真=後半立ち上がりの44分、帝京長岡(緑)はMF水澤那月が左足シュートを決めて2-0とする(写真◎高野徹)
■2025年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@埼玉・NACK)
帝京長岡 5-0 大社
得点者:(帝)樋口汐音、水澤那月、和食陽向2、内田昊
後半立ち上がりの2点目で勢いに乗る
開始直後から帝京長岡がボール支配率で上回ってゴールに迫るが、大社も粘り強く対応し、カウンターからMF星野千凪が惜しいシュートを放つなど徐々にチャンスを作った。それでも帝京長岡は前半終了間際の40分、鮮やかな連係で中央を崩し、最後はMF樋口汐音が決めて先制点を奪う。
帝京長岡は後半立ち上がりの44分、左サイドへの縦パスに反応したMF水澤那月が、前に出ていた大社GK梅木琢磨の頭上を抜く左足シュートを決めて2点目。1988年度の第67回大会以来の選手権勝利を目指す大社も懸命の反撃を試みたが、2点目で勢いに乗った帝京長岡は、MF和食陽向の2得点とMF内田昊の5点目でリードを広げ、大量得点で勝ち上がった。



