第103回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が1月11日に東京・国立競技場で行なわれ、第2試合では流通経済大柏(千葉)と東海大相模(神奈川)が対戦した。東海大相模が優勢に進めた時間帯もあったが、前半に少ないチャンスを生かしてPKで先制点を奪った流通経済大柏が競り勝ち、6年ぶりの決勝進出を決めている。

上写真=流通経済大柏が東海大相模との接戦を制し、決勝に駒を進めた(写真◎小山真司)

■2025年1月11日 全国高校サッカー選手権準決勝(@東京・国立)
流通経済大柏 1-0 東海大相模
 得点者=(流)柚木創

少ないチャンスを生かして先制

 序盤は初出場で決勝進出を目指す東海大相模がリズムをつかみ、今大会ここまで多くのチャンスを生み出している、佐藤碧のロングスローなどからゴールに迫るシーンを作っていた。だが15分、その佐藤が接触プレーで左ヒザを負傷。テーピングを巻いて一度はプレーを再開したものの、30分に交代を余儀なくされた。

 流通経済大柏は前半、なかなか良い形を作れなかったが、42分に少ないチャンスを生かして先制する。ロングスローからエリア内に浮いたこぼれ球を和田哲平が頭で処理しようとすると、クリアしようとした東海大相模の辻将輝の足が顔を蹴る形になり、PKを獲得。これを柚木創が決め、1点をリードして前半を終えた。

 後半開始20秒、流通経済大柏は亀田歩夢がドリブル突破から右足で狙ったが、右ポストに当たって決まらず。52分には波状攻撃から山野春太が至近距離から狙ったシュートもクロスバーに当たり、追加点を奪うことができない。

 そのまま1点差の攻防が続き、東海大相模も懸命にゴールを目指したが、流通経済大柏が逃げ切っり、2018年度の第97回大会以来の決勝進出。1月13日(月・祝)に国立競技場で行なわれる決勝で、第1試合に勝利した前橋育英(群馬)と対戦する。


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