第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が1月4日に行なわれ、流通経済大柏(千葉)と上田西(長野)が対戦した。13分に先制した流通経済大柏が、その後も攻撃陣が爆発して前半だけで6得点。上田西も後半に反撃に転じたが、流通経済大柏が2得点を追加し、計8得点のゴールラッシュでベスト4進出を決めた。
上写真=流通経済大柏(赤)が上田西を圧倒して前半で大勢を決し、ベスト4進出を決めた(写真◎高野徹)
■2025年1月4日 全国高校サッカー選手権準々決勝(@千葉・フクアリ)
流通経済大柏 8-0 上田西
得点者=(流)山野春太2、和田哲平2、亀田歩夢2、奈須琉世、柚木創
前半だけで6得点
流通経済大柏は13分、縦パスに合わせて抜け出した山野春太が3試合連続ゴールとなる先制点。17分に相手のミスを突いて和田哲平が2点目、28分に亀田歩夢が3点目を決めると、この3人が前半のうちに、それぞれ自身2点目を決めて計6得点。相手のシュートはゼロに抑える完璧な内容で前半を終えた。
後半の立ち上がりは上田西もロングスローやセットプレーなどでゴールに迫る場面を作ったが、流通経済大柏は的確な対応で主導権を渡さない。逆に68分、CKから奈須琉世がヘッドで決めて追加点を奪うと、75分には柚木創がPKを決めて8得点。守っても最後までスキを見せることなく完封勝利を収め、1月11日に国立競技場で行なわれる準決勝に駒を進めた。