第103回全国高校サッカー選手権大会が12月28日に開幕し、29日には1回戦で愛工大名電(愛知)と明誠(島根)が対戦した。初出場の明誠が先制したが、愛工大名電が怒涛の連続6ゴールで突き放し、その後の明誠の反撃を2点で食い止めた。

上写真=水野桜介は逆転ゴールのほか、チームの6点目を挙げてゴールラッシュを締めくくった(写真◎齋藤 豊)

■2024年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@東京・駒沢)
愛工大名電 6-3 明誠
得点者:(愛)蒲地陽汰、水野桜介2、岩間丈一郎、山崎瑛太、江川敦哉
    (明)オウンゴール、池田龍心、藤井良太

明誠も意地の反撃

 両チーム合わせて9ゴールが飛び交う派手なゲームになった。

 先制したのは明誠。27分(40分ハーフ)にシュートのこぼれ球が相手に当たってオウンゴールになった。初出場の明誠にとってこれが選手権初得点となった。

 だが、ここから愛工大名電がゴールラッシュ。29分、39分、40+2分、43分、47分、67分と一気に6連続ゴールで逆転したのだった。蒲地壮汰が右からの折り返しにきっちり合わせて同点とすると、中央を強引に破った水野桜介が逆転弾。左CKから最後は岩間丈一郎が押し込めば、右からのハイボール攻撃で最後は山崎瑛太がプッシュ、右CKのこぼれ球を江川敦哉が左足で豪快に突き刺すと、裏に抜け出した水野が落ち着いて流し込んで怒涛の攻撃を締めた。

 突き放されても明誠は意地を見せた。72分にCKのこぼれ球を池田龍心がねじ込むと、80+1分には藤井良太が再びCKがファーに流れてきたところを逆サイドに蹴り込んで、なんとか2点を返した。


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