第103回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が12月29日に行なわれ、東北学院(宮城)と奈良育英(奈良)が対戦した。37大会ぶり5度目の出場となった東北学院が、後半の2得点で突き放して3-1で奈良育英を下し、1982年度大会以来、実に42大会ぶりとなる選手権勝利を挙げた。

上写真=勝利を決定づける3点目を奪った東北学院の7番・佐々木智貴(写真◎金子悟)

■2024年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@神奈川・ニッパツ)
東北学院 3-1 奈良育英
 得点者:(東)佐藤成真、阿部幹大、佐々木智貴
     (奈)藤川陽太

主将のヘッドで勝ち越しに成功

 立ち上がりの7分、東北学院は相手ゴール前でFKを得ると、佐藤成真のキックが直接ゴールに吸い込まれ、幸先良く先制点を奪う。前半終了間際に同点に追いつかれたが、47分には右CKから主将の阿部幹大がヘッドで決め、勝ち越しに成功する。

 76分にはロングフィードから佐々木智貴が抜け出し、最後は相手GKをかわしてゴールに流し込んでスコアを3-1とした。試合はそのまま終了し、東北学院が42大会ぶりの選手権勝利を挙げて2回戦に進出。一方、奈良育英は3大会連続での初戦敗退となった。


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