第103回全国高校サッカー選手権大会が12月28日に開幕し、29日には1回戦で前橋育英(群馬)と米子北(鳥取)が対戦した。それぞれ27回目、20回目の出場と歴史と実力のある伝統校同士の対戦は、優勝候補の一角でもある前橋育英が2-0で快勝した。

上写真=オノノジュ慶吏が先制点をアシストした瀧口眞大と喜び合う(写真◎齋藤 豊)

■2024年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@東京・駒沢)
前橋育英 2-0 米子北
得点者:(前)オノノジュ慶吏、佐藤耕太

ワンタッチゴール2発!

 前橋育英が2-0で米子北を下す快勝だった。生まれた2点はどちらも鮮烈なワンタッチゴールだ。

 先制点は19分(40分ハーフ)のこと。右サイドに大きく展開して、受けた瀧口眞大が顔を上げた瞬間にオノノジュ慶吏が颯爽とニアに飛び込む。瀧口が送ったていねいなクロスを右足で流し込んできれいにゴールを割った。U-18プレミアリーグEASTで10点を挙げて得点ランクトップになった実力を見せつけた。

 次のゴールもきれいだった。59分、米子北の攻撃を止めると、自陣から白井誠也が高速ドリブルを繰り出してカウンターを発動し右に展開、またも瀧口がグラウンダーのパスを中央に差し込むと、走り込んだ佐藤耕太が蹴り込んで、追加点。

 米子北はゴールを目指して徐々に押し込んでいくものの、どうしても前橋育英の牙城を崩せなかった。インターハイでは帝京(東京)、国見(長崎)、市立船橋(千葉)と名門校を次々に破ってベスト4に入ったが、その再現は果たせなかった。


This article is a sponsored article by
''.