中国5県の高校新人戦上位校で争われる中国高校新人大会は、3月19日に最終日が行なわれた。高川学園高(山口)と玉野光南高(岡山)の対戦となった決勝は高川学園のエース、FW山本吟侍が2得点を挙げる活躍を見せ、4-1で勝って4大会連続優勝を成し遂げている。
上写真=2得点を挙げる活躍を見せた山本(10番)。1年時から出場機会を得ているエースが結果を残した(写真◎森田将義)
初優勝を狙った玉野光南を下す
中国5県の新人戦上位16校(広島は4校、他県は各3校)によるトーナメント方式で、広島県内各地で争われてきた今大会。3月17日の1回戦、18日の準々決勝と準決勝を経て、19日は決勝と3位決定戦が行なわれた。
高川学園と玉野光南の決勝は、18分(35分ハーフ)に高川学園がPKを獲得する。これをFW山本が決めて均衡を破ると、23分にはMF松木汰駈斗が2点目。さらに31分に山本がこの日2点目を決め、前半だけで3-0と大きくリードを奪った。
玉野光南も64分にMF北村雄河が1点を返して追いすがったものの、高川学園は試合終了間際の70分にMF大下隼鋭がダメ押しの4点目。初優勝を狙った玉野光南に快勝し、今回が15回目となる今大会において、第11回、第13回、第14回に続く4大会連続優勝(2020年の第12回大会は新型コロナウイルス感染症の影響で中止)を成し遂げた。
なお、決勝に先立って行なわれた3位決定戦では、大社高(島根)と米子北高(鳥取)が対戦。立ち上がりの5分に先制点を奪った大社が、点の取り合いを制して3-2で競り勝っている。
[最終日の結果]
●決勝
・高川学園高(山口) 4-1 玉野光南高(岡山)
●3位決定戦
・大社高(島根) 3-2 米子北高(鳥取)