中国5県の高校新人戦上位校で争われる中国高校新人大会が、3月15日に広島県で開幕した。新年度の戦いにつなげるべく、各チームがしのぎを削るトーナメントでの戦い。1日目は各地で1回戦が行なわれ、8チームが16日の2回戦進出を決めている。

上写真=瀬戸内高(水色)と境高(黄色)の対戦は、終盤の決勝ゴールで瀬戸内高が競り勝った(写真◎石倉利英)

16日に2回戦と準決勝、17日に決勝と3位決定戦

 中国5県の新人戦上位16校(広島は4校、他県は各3校)が参加する中国新人大会は、新年度のインターハイ(全国高校総体)や高校選手権の出場を目指す各チームが、実戦を通じて現状を知り、収穫と課題を確認できる貴重な大会。高円宮杯プレミアリーグWESTやプリンスリーグ中国に参戦していないチームにとっては、カテゴリーが上の相手との対戦によって多くの学びを得る機会でもある。
 
 プリンスリーグ中国に参戦している瀬戸内高(広島)と、県リーグの境高(鳥取)の対戦は、14分(35分ハーフ)に瀬戸内MF下瀬陽太がFKを直接決めて先制。境も後半立ち上がりの37分にDF山本将真が決めて追い付いたが、瀬戸内は残り10分を切った62分にDF渡邉楓太が決めて勝ち越し、2-1で競り勝った。また、新型コロナウイルスの影響で中止となった2020年を挟んで2019年から連覇を続け、今年は5大会連続優勝を狙う高川学園高(山口)も初戦を突破している。

 1日目の結果は以下のとおり。2日目の16日は10時30分から2回戦、15時から準決勝を消化する過密日程で、最終日の17日に決勝と3位決定戦が行なわれる。

[1日目の結果]
・就実高(岡山) 1-0 大社高(島根)
・瀬戸内高(広島) 2-1 境高(鳥取)
・立正大淞南高(島根) 3-2 山口県鴻城高(山口)
・米子北高(鳥取) 2-1 広島皆実高(広島)
・広島国際学院高(広島) 1-1(PK8-7) 西京高(山口)
・玉野光南高(岡山) 2-1 益田東高(島根)
・高川学園高(山口) 2-0 如水館高(広島)
・岡山学芸館高(岡山) 2-0 鳥取城北高(鳥取)

取材・写真◎石倉利英


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