上写真=青森山田の10番を背負う檀崎が選手権初ゴールを決めた
写真◎近藤俊哉
■2019年1月3日 全国高校サッカー選手権3回戦(神奈川・等々力)
青森山田(青森) 3-0 大津(熊本)
得点者:(青)佐々木銀士、檀崎竜孔、藤原優大
エースの檀崎が初得点
J内定選手を擁する両チームの対戦は、序盤から青森山田のペースで試合が進んだ。開始早々に右サイドMFのバスケス・バイロンに決定機が訪れ、得点には至らなかったが大津ゴールを脅かすと、前半19分に先制点が生まれる。敵陣で得たFKを武田英寿が正確なキックでゴール前に送り、走り込んだ佐々木銀士が頭で合わせてネットを揺らした。その後も青森山田の攻勢は続き、23分にはJ1札幌へ加入内定の檀崎竜孔が選手権初得点をマーク。攻守で相手を圧倒した青森山田の2点リードで前半が終了した。
前半のシュート数をゼロに抑えられた大津は、後半から徐々に盛り返したが、三國ケネディエブス(J2福岡へ加入内定)を中心とする青森山田の最終ラインを崩すことはできなかった。反対に、青森山田は前がかりになった相手のスペースを突き、67分に途中出場の藤原優大が追加点。これで勝負は決まった。強豪校同士の注目の対決は青森山田が完勝し、2大会ぶりにベスト8へ進出。敗れた大津のキャプテン・福島隼斗は、「高校で全国制覇できなかったので、プロでは日本一を目指したい」と、卒業後に加入するJ1湘南での活躍を誓った。