上写真=先制点を奪ったFWオナイウをチームメイトが祝福(写真◎Getty Images)
■2020年2月19日 ACL2020 GS第2節
横浜FM 4-0 シドニーFC
得点:(横)オナイウ阿道2、仲川輝人2
ベリーグッドパフォーマンス
まさに完勝だった。序盤からボール支配率で相手を圧倒し、奪われても素早い切り替えでボールを回収。シドニーFCに反撃の機会すら与えず、フィールドプレーヤー全員が敵陣でプレーする時間が続いた。
先制点は12分。MF喜田からの縦パスを受けたFWオナイウがペナルティーエリア外から左足を振り抜くと、シュートは相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。待望の加入後初ゴールを挙げたオナイウは、「チームに勢いをもたらすゴールになった」と喜んだ。
31分にはDFチアゴ・マルチンスのスルーパスに抜け出したFW仲川が、相手GKの頭上を越す巧みなループシュートを決めて2点目。仲川は33分にもネットを揺らし、前半だけで3点のリードを奪って試合を折り返した。
後半に入っても攻撃の手を緩めず、51分、MF遠藤とFWマルコス・ジュニオールが息の合った連係で左サイドを崩すと、最後はオナイウがこの日2点目を決めてスコアは4-0に。その後は喜田、マルコス、仲川をベンチに下げる余裕の試合運びを見せた横浜FMが、2020シーズンのホーム初戦を大勝で飾った。
試合後の会見でポステコグルー監督は開口一番に「ベリーグッドパフォーマンス」と、チームの出来に満足した様子。プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた仲川は、「(リーグ戦の)開幕前にゴールできたのは自信になる。リーグでも良いスタートを切れるようにチーム一丸となって頑張りたい」と、G大阪とのJ1開幕戦(23日)に向けて気合いを入れた。
取材◎多賀祐輔