【広島】世界を見て一皮むけたレフティー~広島ユース・川村拓夢
同世代もうらやむ才能
広島ユースのアウェー戦を取材していると、ボールパーソンを務める相手チームの選手から必ずと言っていいほど聞こえてくる言葉があった。
「7番のキックが凄い」「マジで巧い」「そんなところが見えているのか」
それらの感嘆の言葉は、今季トップ昇格する川村に向けられたものだ。
武器は精度の高い左足キック。視野の広さを生かした縦パスと、中長距離のフィードは年代でも屈指だ。さらに、180センチの高身長も相まって、早くから広島の未来を担うボランチとして将来を期待され、広島ジュニアユース時代には、U-15日本代表のフランス遠征で日の丸も背負った。
同じ高校生がうらやむほどのサッカーセン...