なでしこリーグ30周年記念連載
なでしこの紡ぎ人【第3回】
吉澤久恵[1級審判員]
なでしこリーグが今年、30周年を迎える。1989年、日本女子サッカーリーグ(愛称:JLSL)の創設以降、時代の波にもまれながらも、選手をはじめ指導者や多くの関係者の情熱がリーグを支え続けてきた。情熱をもってリーグを支えてきた「紡ぎ人」の想いを綴る本連載の第3回は、なんとリーグが始まる前に審判のライセンスを取得していたという、女性審判の草分け的存在、しかもいまだ現役で笛を吹いている吉澤久恵さんにご登場いただいた。
文◎江橋よしのり 写真◎榎本郁也、BBM
悔しいから続けられる
私が4級審判員の資格を取ったのは1988年。日本女子サッカーリーグが発足する前年のことです。きっかけは『サッカーマ...