現地時間7月10日に行なわれた北中米ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、スペインとベルギーが対戦した。前半にスペインが先制したものの、ベルギーも前半のうちに無失点を続けていたスペインの守備を攻略して同点ゴール。その後はスコアが動かず緊迫した展開が続いたが、ラウンド16と同じく後半終了間際にゴールを奪ったスペインが競り勝ち、フランスと対戦する準決勝に勝ち上がった。

上写真=88分に勝ち越し点を奪ったメリーノ(6番)が会心の表情! ラウンド16に続く大仕事だった(写真◎Getty Images)

■2026年7月10日 北中米ワールドカップ準々決勝(ロサンゼルス)
スペイン 2-1 ベルギー
得点=(ス)ルイス、メリーノ
   (ベ)デ・ケテラーレ

クルトワ負傷交代のアクシデント

 開始直後から従来通りのボール支配で攻め込むスペインに対し、ベルギーは前線のデ・ケテラーレへのロングパスや、左サイドのドクの突破で局面を打開しようとするが、両チームとも決定機を作るには至らない。スペインは21分にヤマルが右サイドから左足でファーサイドを狙うが、ゴール左に外れた。

 それでもスペインは30分、先にスコアを動かす。ヤマルとのパス交換で右サイドを突破したポロがクロス、オルモの中央からのダイレクトシュートをベルギーGKクルトワがはじいたこぼれ球を、ルイスが蹴り込んで均衡を破った。

 だがベルギーも41分、最初の決定機を生かして追いつく。右サイドでのパス交換で崩してからのクロスを、中央でスペインDFクバルシに競り勝ったデ・テケラーレがヘッドで合わせて同点ゴール。前回カタール大会のグループステージ第3戦で日本の田中碧に決められたのを最後に、W杯で無失点を続けていたスペインの守備を攻略して1-1とした。

 後半に入って両チームは選手交代で動き、スペインはペドリ、ベルギーはルカクなどが登場して局面の打開を図るが、スコアは動かない。ベルギーはGKクルトワが左足を押さえて自ら座り込み、飲水タイム明けの71分にラメンスとの交代で退くアクシデントがあった。

 1-1のまま試合は進み、延長突入も見えてきた88分、2点目を奪ったのはスペインだった。徐々にボール支配で押し込むと、中央を上がってきてパスを受けたクバルシがミドルシュート。GKラメンスがはじったこぼれ球を途中出場のメリーノが押し込んだ。

 ポルトガルとのラウンド16でも途中出場から決勝点を奪っているメリーノが、またも貴重な働き。選手層の厚さを生かして試合を動かしたスペインが、フランスと対戦する準決勝に駒を進めた。


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